FXで1日10pipsを目標にすると稼げない理由

2023年2月17日

この記事の信頼性
Young man working towards the desk.
  • 現役FXトレーダー5年目
  • 平均勝率:75%、PF:1.7~1.9
  • 手法:ADXと移動平均線のトレンド順張り
  • 24歳引きこもりニートトレーダー
  • Fintokei公認プロップトレーダー

みなさんはこんな疑問を抱いたことはありませんか?

  • デイトレードは1日何pips取れればサラリーマンくらい稼げる?
  • 副業として成り立たせるには月何pips必要なんだ?

ネット上では「損益目標を立てるのは危険」という意見もあり、気になった僕は黙々と研究しました。

  • 1日の獲得pips数はどのくらい?
  • 1日の損失は決めるべき?
  • 月にどれくらいpipsを稼げば一年でどれくらい稼げる?

などなど、自分の月の支出と照らし合わせて計画を立てていました。

そこで今回は、1日何pips利益を取るのが理想なのか、損益目標を立てることについて解説していきます。

 

FXデイトレードは1日10pips取るのが理想なのか

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FXを普段からしている方はご存じの通り、2022年9月現在のボラティリティは異常に高く、平常の時よりも獲得pips数は多いです。

そのため、1日100~200pips程度が目安になっています(平常時は50pips前後)。

参考までに、僕の損益目標について各通貨ご紹介します。

  • USD/JPY:40~80pips
  • EUR/JPY:40~70pips
  • GBP/JPY:50~120pips
  • EUR/USD:20~30pips
  • GBP/USD:25~60pips
  • GOLD:70~200pips

僕の損益目標はかなりpips幅が広いですがこのくらいを想定しています。そのため、1日の獲得pipsにもかなりムラがあるといえるでしょう。

一般的には、デイトレードをするなら30~50pips狙うのが良いとされています。スイングトレードは100pips以上は目指したいです。

地合いにもよりますが、自分がチャンスだと思う相場が来たら積極的に取引しましょう。

攻めるときはしっかり攻めることで一気に稼ぐことも可能になります。

このことを踏まえた上で、1日の獲得pipsを決めるときは何を意識するのかについて解説していきます。

1日の獲得pipsを決めるときは何を意識するのか

1日の獲得pipsを決めるときに重要なのは、以下の要素が該当すると考えています。

  • 手法の平均獲得pips
  • 1日のエントリー回数
  • 1回のエントリーから決済までの時間

特に自分が利確できた時のpips数を記録しておくことは重要です。目標とする1日の獲得pips数を簡単にクリアできるなら、かなり現実味を帯びてきます。

そのため、少なくとも上記の3つの要素を考える必要が出てくるのです。

ただ、例をなしに考えるのは少し大変なため、1つの取引の仕方を例として一緒に考えてみてください。

1日の獲得pips数の決め方

まず、例手法の平均獲得pips数は以下の通りです。

手法の平均獲得pips10~30pips
1日のエントリー回数1回~10回
1回のエントリーから決済までの時間30分~2時間

デイトレーダーとしては割と一般的といえるでしょう。

エントリー回数は、「10回まで」などの制限を設けているわけではなく、多くても10回くらいです。

また、15分足でトレードすることを想定するため、取引時間は早くてローソク足2本で決済ということになります。

デイトレードの場合は目標とする価格まで早く届けば届くほど早く終われるので良いです。

では、この取引の仕方ならどれくらいのpips目安を設ければよいでしょうか。

僕であれば1日の損益目標は「10~300pips」と考えるでしょう。

とてもアバウトで幅が広いなと感じると思いますがこのくらい適当で良いのです。

FXデイトレードで10pips取るのは危険!?

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FXでは10pips必ず取ってから終わろう!という方も多いでしょう。

FXデイトレードにおいて、損益目標を立てると危険なのかというと

細かく立てすぎると危険です。

なぜ損益目標を細かく立てすぎると危険なのかは以下の通りです。

  • 1日の損益ばかり意識してしまう
  • 1日の損益目標に足りていないからと適当なエントリーをしてしまう
  • エントリー場所を探し始めてしまう
  • 損失に対して過敏になり損切りできなくなってしまう

こう見ると結構悪いことばかりのため、損益目標を細かく立てすぎることはおすすめしません

損益目標ばかりを意識してトレードをしてしまうと、目先の利益ばかりに集中してしまいます。

利益に囚われると普段ならエントリーしないとところで取引してしまいます。

そのため、先ほどご紹介した「10pips~300pips」の損益目標のようになんとなくで良いのです。

また、1日の損益がプラスにならないことだってあるかもしれませんが、1ヶ月や1年単位でトータル収益がプラスなら些細な問題です。

損益が目標に届かないからと焦って思い通りのトレードができないことの方が問題です。

FXデイトレード今後の相場は予想できる?

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普段からFXトレードをしている方ならお気づきかもしれませんが、ここ最近はかなりボラティリティが高いです。

初心者向きと呼ばれるドル円ですらボラティリティが高いため、十分に注意する必要があります。

FXのみならず、投資というものは未来を予測しようとしても正確にはできないようになっています。

まさかドル円が140円台に乗るだなんて1年前の自分は考えてもみなかったでしょう。

そのため、未来を予測しよう、今後の価格が上がるか下がるかを予想するのではなく以下のことに注目してみてください。

  • 価格はどのような時に大きく動くのか
  • 値動きはどのようにして形成されているのか
  • よく見るチャートの形、パターンはどのタイミングで表れやすいのか

この他にも様々ありますが、FX初心者の方はこれらのことを意識して取引してみましょう。

また、まだ取引手法が定まっていないならこちらの記事を参考に優位性のある手法を見つけてみてください。

FX損切り幅を10pipsにするのはアリなのか

1日の収益目標として10pipsを目安にする方が多いですが、損切り幅を10pipsに設定している方もいるのではないでしょうか。

スキャルピングやデイトレードなど短期取引においてよく見られますが、

損切り幅をpips数で設定するのは得策とは言えません。

理由は、その日その日の相場状況を無視してしまっているからです。

FX相場は常に変化するため、通貨ペアごとによって状況が大きく変わることが多いです。

ボラティリティなど、どのくらい取引されているかでも利益幅や損切り幅は変化します。

そのため、損切り幅を設定するときはエントリーする前に資金状況や相場状況を考慮して決めることをおすすめします。

損切りをする時の基準についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

FXデイトレードはpips目標が重要?まとめ

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今回は1日の損益目標について損益目標の立て方や1日の獲得pips数について詳しくご紹介しました。

1日いくら稼ぐ、どのくらいのpips数取るなど細かく決めることは厳禁ですので注意してください。

細かく決めすぎるのではなく、大まかにどのくらい取れれば取引を終了するのような決め方がおすすめです。

当ブログでは、他にもトレーダーに役立つ記事を更新していきますので参考にしてみてください。